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23歳になる長男には重度の障害がある。食事・排泄・衣類の着脱に全介助が必要だ。この子が小さい頃は介護なんて思ってもいなかった。我が子に対するお世話程度にしか考えていなかった。習慣なんてそんなものだろう。しかし、その習慣の積み重ねは親である私の身体に悲鳴が出始めた。左目2回の網膜剥離。2回の椎間板ヘルニア手術。親亡き後、この子は生きていけるだろうか?直面した大きな課題の中で、社会からこの子を守る手段を創設したい。そんなことを想う様になった。そんな時、弁護士の西山氏との会話の中で、弁護士から見る成年後見制度の問題点をご教授頂いた。その問題とは財産管理をたとえ弁護士であっても個人が行うことの危険性だった。だとするならば、複数の専門家が管理する法人後見を創設しようと立ちあがった。利己的を思われるかもしれないが、私が安心して我が子の将来を託せる場それが西尾張成年後見センターだ。